シングルマザーのパパ活 現金無償支援者と言えど、見ず知らずの人間に対してポンとお金を支援することはない。 支援したいと思わせるものがなければお金は動かない。支援すると言うことは相手の生活を助けると言うことだ。支援された人間はお金に時間を縛られることがなくなり、やりたいことに邁進できる。そんな相手のやりたいことと現金無償支援者の好みが一致しなければ支援は発生しないのだ。 彼女は女性漫談師だった。お笑い好きな僕は小さなハコで一度だけ彼女の漫談を見たことがある。それは壊滅的に面白くなかった。まだコロナが蔓延する前だがまるで会場内のみ緊急事態宣言がされているかのように笑いも拍手も何もなかった。 彼女はあまりのすべり具合に焦ってパニックになったのだろう。「ぷっぷっぷ!おならがぷー!」といきなり客席に向けて尻を出したのだ。翌日、所属会社から彼女のプロフィールは消えていた。 こうして表舞台から消えた彼女だが、フリーになって動画配信を始めていた。そして、それもまた壊滅的に面白くなかった。再生数もそこらのオッサンがハナクソほじっているだけの動画よりも少なく、高評価も低評価もつかない(つまり誰も見ていない)悲惨なものだった。 だが、逆に僕は興味を持った。なぜ彼女は笑いのセンスのなさをこうして突き付けられているのにお笑いに全てを賭けているのだろう?DMで話を聞いてみると即返信が来た。「お笑いが好きだから」と単純明快な答えだった。そして、それをきっかけとして僕は彼女とつながったのだ。 「アルバイトが忙しくてネタを練りこむ時間が取れない」と彼女が嘆いていたので、僕は支援を持ちかけると、何の躊躇もなく話に乗ってきた。別に僕は彼女とセックスをしたかったわけではない(そんなルックスでもない)。でも、なぜか彼女はノリノリでホテルまで指定してきたのだ。 「私がお笑いに賭ける覚悟も見てもらいたいんです」と彼女は言っていた。きっと彼女は「エンコーに身をやつしてまでお笑いに情熱を傾ける自分」に酔っているのだろう。だが、僕もセックスが嫌いなわけではない。やらせてくれるならやるまでだ。 ホテルの部屋に入り僕がベッドで待機していると、彼女が身をくねらせながらパンツを下ろし始めた。 「ぶっぶっぶ!おならがぶー!」と言いながら。 彼女が一生芸人として売れることはないだろうな、と僕は思った。 デブの主婦 主婦のパパ活
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